加藤朋子のウェブサイト

ピアノ教室
檸檬の木へようこそ

ピアノ教室の歩み 

                        
  ウィーン・ステューデントコンサート  

2009年4月1日 オーストリア・ウィーン市ベーゼンドルファーホール 17時開演。
       〜 夢のようなことが実現しました。〜
 加藤朋子の門下生を中心にする「ステューデントコンサートインウィーン」は音楽旅行会社の協力の下、発想から実現まで約半年という短さで、あれよあれよと決まって、実現することができました。外国の音楽会場で演奏するということは、音楽の勉強を専門にする人だけに限られるかと思っていましたし、行けても大学生以上と思うのが常識でしたが、外国での見るもの全てから受ける感動が若いうちにあったらどんなに素晴らしいことかと常々思っていたことが、叶ったんです。

 そして生徒たちは大変素晴らしい演奏をしてくれました。お客様からもあたたかい拍手がいっぱいでした。カーテンコールも2回も!ウィーンの方たちは温かいという印象です。音楽を愛しているのがわかります。小さい生徒たちが一生懸命引いている姿には感動しました。それにリハーサルから本番までに成長してる!と実感でした。ほんの数十分の間にです。よくやりました!
みなさんおめでとう!良い演奏会ができましたね。ご協力のご父兄の皆様、本当にありがとうございました。

 次の日の自由行動のフィーバー振りは凄かったですね。ウィーンのケルントナーシュトラッセを何往復したことか。シェーンブルン宮殿に2回も行ったもの、馬車には全員で乗りましたが、なんと2回乗ったもの、はぐれて楽友協会で落ち合えたもの、ドイツ語なまりの英語の説明がわからなくておかしい所も笑えませんでしたね。カールス教会の天井までのエレベーターの怖かったこと。シェーンブルン宮殿の素晴らしさ。グロリエッテまでみんなで上ったことシェーンブルンの動物園でパンダとコアラを見たこと、馬車がなんといっても面白かったし、中世の街へタイムスリップしたようでした。なんとプラターでフィーバーしたグループも。富士○ハイランド並の乗り物もあるんですよ。観覧車もロックがないそうで、いつ落ちてもおかしくなかったとか。それに速いらしい。
驚き興奮と感動の数日間でした。

 たまたまやっているということで観たシュターツオーパーの「死の都」。もっといいオペラはなかったものかと残念でしたが、意外や意外、きれいな曲なんです。もっと最後まで聞きたかったですが、ホテルザッハで皆さんと待ち合わせをしていたので途中で出て、ホテルへ。もちろんザッハトルテコーヒーを頂きました。必ず添えてある甘くない生クリームといただくと、コーヒーと合うこと。そのあと、大人たちは居酒屋〈ケラー〉で飲みました。最後のウィーンの夜を満喫といったところ。安い白ワインもこちらではそこそこのものに相当するほど美味しかったです。とどめのウィンナーシュニッツェル。食べ収めです。その間、こどもたちはホテルの部屋でゲームをしたりお菓子を食べたりと、盛り上がっていたらしいですね。一番おちびちゃんが一番元気だったとか。

 充実の数日間で長く滞在したかのような錯覚を持つほど、ホテルも快適で、もっといたい気持ちを抑えて帰国しました。成田に着いたら、○○ドン騒ぎで成田は本人たちののん気さをよそにお迎えの方たちが心配していました。無事帰れて何より良かったというのが私の本当の感想です。みなさんの将来はこれからです。ウィーンの思い出がこれからの原動力の何かになればいいですね。お疲れ様でした!行けなかった生徒さん、ご一緒できませんでしたが、日本でも四谷区民ホールでのベーゼンドルファーインぺリアルはよかったですね。楽しくも充実のウィーン旅行は終わりました。さあ、皆さんこれからも一緒にがんばっていきましょう!


2009年12月20日、「檸檬の会2009クリスマスコンサート」は無事つつがなくは終えらました。出演したみなさん、ご父兄の皆様、お疲れ様でした。今回は、大きい生徒のアンサンブルもあり、盛りだくさんのコンサートとなりました。舞台での経験はピアノを勉強している者にとっては大事な、そして貴重な経験ですね。そして日頃、ピアノに向かっていることの「鏡」であるとまた感じました。奇跡はそうそう起こらないということですね。地道に練習で培ったものはそのまま出るし準備の時間がなかった場合はそのまま出てしまいます。でもたとえ、悔いが残る部分があったとしても、その本人にとっては、貴重な実績になっています。その次に?がるからですね。すべてを糧にしてこれからの練習に役立ててがんばっていきましょう!お疲れ様でした!またコンサートしましょうね!

2011年5月22(日) 恵比寿にあります日仏会館ホールにて『檸檬のスプリングコンサート』が行われました。当初、新宿角筈区民会館で予定ておりましたが、大震災の影響でホールが使用不可能となり、場所を替えての演奏会となりました。どこも空いていなくて、もう出来ないかと懸念しておりましたので、開催できて本当に良かったと思っております。生徒さんにとっては、落ち着かない時期だったかと思いますが、よく本番までがんばってくれました。
いろいろ不手際がありましたが、今回は発表会が出来たことを喜び、各自がこれからのステップにしていただければと心から願っています。檸檬 (れもん)の会のコンサートの特徴は、数ヶ月この日のために練習してきた曲のピアノソロの曲演奏の他に、友人であるヴァイオリニスト長谷部雅子さんの生徒さんや他の先生の生徒さんもご一緒しているので、最後に、弦、ピアノ、合 唱と皆で合奏することです。2004年は『千と千尋の神隠し』より「いつも何度でも」を、昨年は「愛の挨拶」檸檬の会バージョンを合唱付き合奏を、エンディングは会場の皆様の歌も加わって演奏しました。これはスリル満点の楽しい冒険でもあります。ヴァイオリンの生徒さん達と御一緒できるのは大変恵まれた機会だと思っております。

 ここでは大学の時の指揮副科が役に立ちました。桐朋学園で本格的に現在活躍中の指揮者の方々に混じってこわーいけれどとても素晴らしい指揮の勉強をすることができたことを大変感謝しています。
 
 実は私は大学の時、指揮をどうしても勉強したいと考えたことがあって、向こう見ずな計画でしたが日曜をつぶして指揮副科を学びました。といっても今は亡きまぼろしのカリスマ的指揮法、日本の音楽の礎を築いてこられたと言っても過言ではない斎藤秀雄先生の生徒さんである先生と、下見の先生にも教わりました。ピアノ のレッスンが月曜のことが多かったので、ずたずたのピアノレッスンでピアノの先生にはご迷惑をかけたものです。というのはピアノの練習は本当に時間が必要なのです。食事と行くべきところ以外は一日中ピアノをしていても時間が足りないほど。指のまめと座りだこもできます。今では到底考えられないことですが・・。その頃は女性で指揮を勉強するのはまだまだ珍しかった時代(今でもそうポピュラーなことではありませんが)でし た。
 
 最近になって指揮をする必要に迫られ、ついぞ棒を持つことになったのですが、人生って予想もしないことがあるのだなと言う実感があります。それにみんなで合奏するのは本当に楽しい瞬間です。ピアノの生徒はなかなかアンサンブルをするチャンスがありませんが、弦楽器を勉強している人と、学校のクラブや部活で の楽器をやる人、合唱する人となって、合わせる時間がほとんど無い中で、スリル満点で皆、心を一つにし夢中で合奏します。ああ、ピアノって音楽を表現する一つの手段なんだなって感じてくれたら嬉しいです。あなたも楽器を演奏したり、どんな人でも必ず持っている手と声という身体の楽器で一緒に体験してみませんか?

 レッスン室所在地は東京メトロ丸ノ内線の駅からすぐの所にあります。一台駐車可能。目印は家の前に、青虫に葉っぱを食べられた穴だらけのひ弱な檸檬の木があり、草も育てられているガーデンがあるところです。そしてよく探すと、庭に小さい妖精の家が3つ並んでいます。